2019年のワーストバイガジェット。

今年変身ベルトしか買ってない、わけではないけど。

とくめいさん(@tokumewi)主催、「今年のワーストバイガジェット Advent Calendar 2019」に参加させていただいています。
【年末企画】2019年に買ってイマイチだった「ワーストバイガジェット」を募集します! | Creator Clip
https://creatorclip.info/2019/11/worst-by-gadget-2019/
12/16(月)担当だったのですが、諸事情により大幅に遅れてしまいました… 申し訳ございません。

2019年に買って失敗したな…とか、買ったのに使ってない、思っていたのと違った、これがあればもっと良かったのに!というガジェットについて語る企画です。
ガジェットの好みも十人十色あるように、レビューする人がベストでも別の人にはガッカリした項目もあるはず。使っていて気づいたイマイチだったところは、他の人の参考になるかもしれません。 
という趣旨のもと、いろいろなワーストバイが挙がっています。
私的、今年のワーストバイガジェット 2019 https://unsolublesugar.com/20191215/174731/
昨日(12/15)は 星影さん(@unsoluble_sugar)のOPPO Reno 10x Zoom。
今年買ったけど使わなくなってしまったもの 3 選【ワーストバイガジェット2019】 http://dorapocket.starfree.jp/2019/12/worstgadget-2019/
明日(12/17)はどらさん(@d0ra1998)が3点ピックアップされています。

さて、画像も上げているのでもったいぶることもありませんが、今年一番買って微妙だったと思っているガジェットは、仮面ライダー555に登場する3人目のライダー:仮面ライダーデルタの変身アイテム、デルタギアです。

電池が入れば広義では全部デジタルガジェットよ。

まずは箱から。

劇中でのキャリーケースをイメージしたスリーブから取り出すと、

箱いっぱいに描かれたデルタとご対面。

裏面では目が発光しています。

なんとなく察してくださった方もいるかもしれませんが、このデルタギアはCSM―COMPLETE SELECTION MODIFICATIONでいわゆる「大人の変身ベルト」。
コンセプトなどはベストバイガジェット記事の方をご覧ください。
アークル、20年越しに手にした変身ベルトで僕は青空になる。【ベストバイガジェット2019】
https://www.peach-breeze.com/2019/12/best-buy-gadget-2019-arcle.html
こいつこの1年ベルトしか買ってないのか?

開封、装着、変身!

デルタギアは劇中で登場した最後のライダーですが、設定的には最初に作られたベルトです。
そのためか構造自体は非常にシンプル。バックル部はミッションメモリーを取り外せるのみです。

変身に使うデルタフォンはこのような形をしており、フォンと名のつくので電話はできるらしいですが、番号は全て音声入力。
「オーナインオー、・・・」などと発声して電話するのはちょっとしんどそう。

トリガーを引きながら、「変身!」と音声入力することで「Standing by」の電子音声が鳴り変身待機モード、そのままベルト右のデルタムーバーにセットすることで「Complete」、劇中さながらに変身することができます。
放映当時発売されたDX玩具では音圧による認識だったらしいのですが、CSM版ではしっかり音声を認識するようになったとのこと。

この音声認識について、「うまくいかない」という声が多くあったのか開発者ブログで改めて仕様が説明されるという事態に。
実際、劇中のようにデルタフォンを口に近づけて「変身!」とテンション高めに唱えても認識はされにくいです。
この点については、デルタフォンを遠めに持ったりすれば解消できるのでワーストバイポイントとは捉えていません。
また、音圧認識モードで遊ぶことも可能で、「んあ!!!」と叫んでも「変身」と正常に入力されたことになる…というフォローがなされています。

デルタフォンをデルタムーバーにセットしたブラスターモード状態。
iPhone Xとサイズ比較するとこんな感じで、なかなかに迫力があります。

この状態で「ファイア」の音声入力をすることで、銃撃ができるバーストモードに移行。
トリガーを引くことで銃撃音が鳴ります。

しかし、このトリガーを引くことは同時に音声認識開始の"トリガー"でもあります。
リロードの「チャージ」コマンドや、劇中でのバイク役であるジェットスライガーを呼ぶ「3821(スリーエイトトゥーワン)」コマンドを入力するためにトリガーを引かねばならず、その度に銃撃音(あるいは弾切れ時の空撃ち音)が鳴ります。

これが非常に良くない。
バーストモードを終了させるスイッチを設けて欲しかった。
作りの甘さを感じてしまい、げんなりしてしまいました。

もう1つ挙げると、デルタムーバーとデルタフォンで重量バランスに差がありすぎる点。
デルタフォンが軽すぎて、取り回していてなんとなくちゃっちく感じてしまいます。
もう少し重くてもよかったのではないかなと触る度にもやっとしてしまいます。

さて、気を取り直してミッションメモリーをセット。
「Ready」の音声とともに銃身が伸び、ポインターモードになります。サイズが大きくなり迫力が増してよいです。

「チェック!」の音声入力で「Exceed Charge」の音声、そのまま必殺技再現の音声が鳴ります。ここは非常に良い。完全に三原の気持ちになってルシファーズハンマー。
あの余裕の無さがいいですよね。
必殺技シーケンスでは銃口のLEDからマークが照射されますが、その際LED部とデルタフォン側で無線通信を行っています。銃口が伸びる分そこに空洞が発生するためですね。

ファイズギアから大活躍の無線通信による必殺技再現、これは文句なしにテンションが上ります。





次に気になってしまうのは赤枠で囲んだこちらの部分。
デルタムーバーとデルタフォンの接続を解除するときに押すボタンなのですが、この突起のせいでミッションメモリーの付け外しがスムーズにいかない(斜め向きに入れたり外したりしないといけない)という点があります。
この点についても開発者ブログで言及されていて、要は接続を強固にするためということです。
で、分かってはいるしわざわざそこを強く言いたくは無いのですが…
記事中では「劇中でのアイテムと比べて再現性を損ねてしまうが」という断りがありましたが、再現性よりもミッションメモリーの付け外しのしにくさが気になります。
あまりねちねち言うのも良くないのですが、なんかこう、ね。

ちなみにファイズポインターなどはこう。

カイザポインターはこう。

ファイズアクセルも見たい!?こうです。

買って後悔したか?というとそれは違う。

ということでワーストバイとして挙げた理由を数点連ねましたが、絶対評価としてはせいぜいBAD~NORMAL。相対評価の結果WORSTになったに過ぎません。
細かいところはさておき、大きい流れとしてはデルタギアというアイテムを楽しんでいますし、例え「返金するから返品して」と言われてもそれはしません。
ファイズギアやカイザギアと比べて武器などのアイテムが少ないから遊び方の幅が狭いのはそもそもの話ですしね…

新録音声やBGMの再生はやっぱりテンションが上がりますし、その中にはJustiφ's-Accel Mix-が収録されています。
ついに3本のベルトがCSMで揃った今、40話の3人変身を再現することだって可能です。

仮面ライダー555という作品が好きな人なら持っていても損はない… は言い過ぎかも、好きで、かつデルタのベルトが欲しい人なら持っていて損は無いでしょう。

今後のCSMについて思うこと。

もともと、「既存商品を“MODIFY”することを基本コンセプト」としていたCSMシリーズ。初期製品のダブルドライバーなどは、DX玩具の塗装やベルト部分を豪華にするなどの変更に留まり、お値段もお安く抑えてありました。
当時は1万円で買えたんですよ。もはや無料ですよね。最近Ver. 1.5として再販され、多少値上がりしましたが最近のCSMに比べればかなり良心的。

もちろん、徹底的に手を入れて新規造形してくれるのはシンプルに嬉しいです。
いわゆる平成1期の作品のアイテムについては新規造形してほしい。オルタリングまだー?
ただ最近の作品のものについては、DX版でも十分いいものに見えますし、それをベースに塗装やベルトなどの"MODIFY"で十分映えるのではないかと。

何より最近のベルト、本体以上に追加アイテムが多すぎて全部新規フォーマットとかされちゃうととんでもないことになりそう。値段が。オーズドライバーなんてまだ優しいレベル。

なんなら、COMPLETE SELECTIONシリーズを復活させてくれてもいいのではないかと思いますね。新規造形と既存製品のディテールアップの2本柱。

うまいこと気持ちがまとまらず恐縮ですが、最終的なお気持ちとしては「ど高い新規ベルトでもゼロ思考で買える収入がほしい」これに尽きますね。

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