富士フイルムの新型ミラーレスカメラ X-A7店頭タッチインプレッション!

動画撮影に強くなり、細かい操作が一新!

9月12日、新型ミラーレスカメラ「X-A7」が富士フイルムより発表されました。発売は10月下旬予定。
動く被写体や顔・瞳を素早く正確にとらえるAFで決定的な瞬間を逃さない 新開発センサー搭載のスタイリッシュなミラーレスデジタルカメラ 「FUJIFILM X-A7」新発売 :ニュースリリース | 富士フイルム https://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1467.html
別用で福岡サービスステーションに遊びに行ったら、触れるものが置いてあったので軽く触ってきた印象を述べていきます。
なお、発売前の機種(試作品)であるため、発売された製品版とは異なる箇所も出ることをご承知おきください。

X-A7、どんなカメラ?

製品紹介ページはこちら。
FUJIFILM X-A7 | カメラ | 富士フイルム GFX & Xシリーズ
https://fujifilm-x.com/ja-jp/cameras/x-a7/
まずは、X-A7と現行機X-A5を簡単にスペックだけで比較。
X-A7 X-A5
有効画素数 約2,424万画素
センサー APS-Cサイズ
銅配線正方画素CMOSセンサー(新型)
APS-Cサイズ
正方画素CMOSセンサー
撮影感度 ISO200~12800
拡張:ISO100/25600/51200
シャッタースピード メカニカルシャッター
 4秒~1/4000秒(Pモード時)、30秒~1/4000秒(Pモード以外)
 バルブ(最長60分)、TIME:30秒~1/4000秒
電子シャッター
 4秒~1/32000秒(Pモード時)、30秒~1/32000秒(Pモード以外)
 バルブ:1秒固定、TIME:30秒~1/32000秒
メカ+電子シャッター
 4秒~1/32000秒(Pモード時)、30秒~1/32000秒(Pモード以外)
 バルブ(最長60分)、TIME:30秒~1/32000秒
液晶モニター 3.5型 アスペクト比16:9
バリアングル式タッチパネル付きTFTカラー液晶
約276万ドット
3.0型 アスペクト比3:2
タッチパネル付きチルト式TFTカラー液晶
約104万ドット
動画(4K) 29.97P/25P/24P/23.98P
連続最大約15分まで
15p 連続最大 約5分まで
動画(FHD) 59.94P/50P/29.97P/25P/24P/23.98P
連続最大約30分まで
59.94p/50p/24p/23.98p
連続最大約14分まで
フィルムシミュレーション PROVIA/スタンダード、Velvia/ビビッド、
ASTIA/ソフト、クラシッククローム、
PRO Neg.Hi、 PRO Neg.Std、モノクロ、
モノクロ+Yフィルター、モノクロ+Rフィルター、
モノクロ+Gフィルター、セピア
端子類 USB Type-C (USB 2.0)
HDMIマイクロ端子(Type D)
φ 2.5 mm 3 極ミニジャック
マイクロUSB端子(USB2.0)
HDMIマイクロ端子(Type D)
φ 2.5 mm 3 極ミニジャック
サイズ (幅)119.0mm ×
(高さ)67.7mm ×
(奥行き)41.1mm
(幅)116.9mm ×
(高さ)66.7mm ×
(奥行き)40.4mm
重量 約320g(付属バッテリー、メモリカード含む) 約361g(付属バッテリー、メモリーカード含む)
標準撮影枚数 スタンダード: 約270枚
エコノミー:約440枚
約450枚(XF35mmF1.4 R 使用時)
エントリーモデルのX-Aシリーズであるため、X-Trans CMOSセンサーではなくベイヤーセンサーを搭載。
銅配線を使用することでデータの読み出しが高速になっている他、センサー自体も新しいものとなっているようです。高感度撮影時の画質がX-A5のものより上がっているとのこと。
さらに、像面位相差画素をセンサー全面に配置(X-A5の約8.5倍)することで、AFの速度・精度の向上が図られています。
読み出し速度の高速化の恩恵として、電子シャッター使用時の被写体の歪みも大幅に軽減されます。

写真で見るX-A7

X-A7から採用されたバリアングル液晶。ハイアングルやローアングル撮影の幅がチルト液晶より広がり、X-T3のような縦位置ローアングル撮影も可能。

X-A5と比べると、ワイド液晶になり16:9の動画撮影を意識していることが分かります。
また最高輝度1,000カンデラの明るさを謳っており、「X-A5より○倍明るい」などは読み取れませんでしたが明るくなっているようです。

操作系は結構変わってきた印象。まず電源操作が従来のシャッターボタン併設でなく、ボタンが独立してシャッターの下に設置されました。コンデジのような感じです。
ただ、この電源ボタン周りがダイヤルで高くなっており、人差し指でつつくように操作する必要がありました。
代わりに、シャッター周りがダイヤルになっており、Aモードだと絞りの調節ができます。従来機で背面親指で操作していたダイヤルがここにきています。
露出ダイヤルの中心にもボタンが設定されており、デフォルトだと動画撮影が割り当てられていました。


シャッターボタンの高さがX-A5より低くなっているようで、購入を検討している人は押し心地を一回試した方がよさそう。
ネジが切っていないので、高さを上げたい場合はシールタイプのシャッターボタンを追加する必要があるかも。

タッチボタンによる直感的な操作を実現する「タッチメニュー」を搭載。
D-Padがフォーカスレバーに置き換えられるなど、ボタンが最低限になった分をタッチ操作でまかないます。

なかでも、フィルムシミュレーションを設定前後で比較できるようになったのは新しいですね。

AシリーズにもType-Cの波がやってきました。いいぞ。
スマホやタブレットに有線接続して、無線比で約8倍のデータ転送を可能としています。
4K動画を短時間でスマホに転送することができます。




X-A7、触ってみた感想。

16:9モニタやバリアングル液晶の採用など、動画撮影にフォーカスしている印象を受けました。
撮影可能時間はX-A5より大幅に伸び、30コマ/秒の滑らかな4K動画を撮影できるようになりました。
操作部については変化したところも多く、(AシリーズからAシリーズに買い換える人はいないでしょうが)従来機の感覚で持ってみると「おや?」と思うこともあるかもしれません。

結構大事なことですが、X-A3/X-A5から変化した前面デザイン、私は好きです。

お値段はどんな感じ?

X-A7は電動ズームレンズ「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」とのレンズキットのみがラインナップされ、ボディ単体での販売は(今のところ)ありません。

Amazonでは現在85,000円程度で予約受付中です。

X-A5は、同じレンズとのキットで約50,000円。一世代前のモデルになるので仕方ありませんが、結構値段差があります。

その値段差を埋めるように(?)、X-A7デビューキャンペーンと称したキャッシュバックキャンペーンが行われます。
X-A7 デビューキャンペーン | 富士フイルム GFX & Xシリーズ
https://fujifilm-x.com/ja-jp/special/x-a7-cbcp/
X-A7と対象レンズ(XF23mm F2など)を同時購入すると、20,000円のキャッシュバック+チェキプリンターinstax SHARE SP-3(17,000円相当)がもらえるキャンペーンとなっています。
対象レンズはF2シリーズやXCXC50-230mm F4.5-6.7 OISⅡの安価なもので、キャッシュバック分で半額~ほぼ全額まかなえます。

X-A7、買い?

カメラ買ってみたいけど、あまり難しい操作はしたくない、動画も撮ってみたい、レンズ交換もしてみたい、富士フイルムのカメラを使ってみたい・・・って言う人に、「こういうのあるよ」って見せる候補にはなるかも。
スペック表にあらわれないX-A7のポイントに魅力を感じてくれる人にはおすすめしてみたいですね。



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